一年の木霊

ひととひとの狭間。ファンタジーを好む。小説日誌。活動のご報告などを行います。

2019年を振り返る

今年を振り返らなくてはならない。

今年はあれこれ構想しつつほとんど成り立たなかったため、振り返らなくてはならない。

 

でも幾つかは実現した。

まず初めての印刷所に頼んで作った本が出た。二次創作で、おはよう私のセイという顔の良いコンシェルジュが目覚めをサポートしてくれる目覚ましアプリから発展したお話をまとめた本である。私は絵描きのはずだが小説本である。気合いでまとめた。気合いがあればなんでも出来るらしいと自信がついた出来事である。

内容はpixivやboothで公開中なので、いつでもご確認頂ける。

 

初と言えばアクリルキーホルダーも初めて作った。大好きな新宿のアサシンとセイ、間を置いて二種類作っていた。本年中に創作キャラクターのアクリルキーホルダーも作る予定だったが、これはあれこれあって現在作業中であり、1月に入稿したいと思っている。

 

もう一つ、これもセイに関しての二次創作だが、こおりさん宅の合同誌に漫画を寄稿した。

漫画は確か16年頃に描いたきりで、久しぶりに描いてみたらとても楽しかった。

また描きたい。出来るならば漫画で冊子を作りたい。

 

こおりさん関係といえばもう一つ、こおりさんに誘われて作品だけ参加したイベントがあった。

ここでやっと創作の話が出て来るのだが、ちょこっと文芸福岡さんの折本企画に参加し、一点の折本を展示して頂いた。

折本と聞いてときめかないわけがない。自分も作りたいと思っていたので、良い機会だと参加した。絵巻物やRPGのスクロール画面をイメージした折本を、絵と文全て書き下ろしで製作した。自分の中ではお気に入りの一点だ。

異界の景色を思う存分描けたのも良かった。折本という形式があったから出来上がったものでもあり、企画に誘って頂けたことを感謝している。

 

創作関係で外に向けた活動といえば、真城さんを中心としたうさもーるでの活動も本年からスタートである。5月の開設、それからうさもーる初のお祭りである秋祭りに向けて絵を一枚仕上げたことも今年の熱いイベントの一つであった。

夜でも開いていて、誰かの創作世界の情報に触れたり、ウインドウショッピングを楽しんだり出来る場所というコンセプトが良い。

ゆるゆると参加させて頂いている。こちらでの活動も色々と計画してみたい。

お誘いありがとうございます。

 

創作以外で、「ほがりさん」としては出せない活動も幾つかあり、一つは8月まるまる使い完成(したのだが新たに降って湧いたので再び時間を作らねばならない)。

もう一つは昨年末から本年11月までまる一年かかった他人の画集の編集校正作業があり、うん、これは時間がかかったしとってもくたびれた。

 

なるほど、一年を振り返ってみると気力を振り絞って作業をしていた日もあり、何だかんだと形になっていたことに気付いた。すっかり忘れていたらしい。

これをやったぞ、エヘンと言えるものが無いと思っていたが、そんなことはなかったぞ。えらい、私。エヘン。

 

何も成していないと思い込んでいた理由もある。

1〜8月にかけて、月に1〜2日の休みでは疲れを除ききれなくなり、体調がゴロゴロと坂を転がり落ち、病院の世話になったり起き上がれなくなっていた。

この頃の傷が未だに悪さをしており、現在もたいへん体調が悪い。持ち直すことはほぼ不可能だろう。基礎HPが削れてしまって、回復しようにも元には戻らないと。いつか戻ったらそれはそれで祝いたい。希望は特に持っていない。どうしようもないことをしてしまったものだ。

転職により坂道を転がり落ちる道からは外れ、今はゆるやかに下る道を歩いているところである。元気とは言えないが、安らかではある。

仕事の日は絵を描かずただ寝ているので、何もしていなかったように感じている。

 

ゆるやかに坂を下っているので、たまにしか何か成さない人になっているが、大目に見てほしい。と書いておかないと自分を責めてしまうのだ。

 

失ったものも得たものもあるし、それが生活していくことなので、今年は生活していたと言える。前向きに今年を終えたい。