一年の木霊

ひととひとの狭間。ファンタジーを好む。小説日誌。活動のご報告などを行います。

漂流する天使譚、編纂中①

漂流する天使譚の話。

企画としては一言の噂話から壮大なお話、絵などなど、様々な表現での参加が可能です。

 

主催の私もどちらかと言うと絵の方が得意なので絵を描けば良いのですが、なぜだったか140字以内に収まるお話に限定して書いていました。確か何らかの理由があってそうしていたのですが、すっかり理由を忘れてしまった。

作品としてではなく、ツイッターのタイムラインに紛れ込む日常として位置付けるとか、そういう目的があったような気がしないでもない。

真意は過去の私のみぞ知るという状態になってしまいましたが、「日常に天使を発見した人々の世間話」ということでおおよそ当たっていることでしょう。ね、私よ。

 

天使譚が増えてきたので本に纏めようかなと思っておりまして、今一度主軸の見直しをしています。

本にするには内容が漠然とし過ぎています。なにしろ噂話ですものね。尾ひれがついたり、語り手の空想や感情が混ざったりするものです。とりとめのないお話の群れも、一本の柱を通すと本としての纏まりが良くなりそうなので、柱を探しているのです。

挿絵を入れてみようかだとかも考えているのですが、そこで「なぜ140字に収まる文章で投稿する」という条件で続けてきたのかを考え直してみたのでした。また、ツイッターという場所であるから成立する形に頼っていることも本にするに当たって壁となります。どう折り合いをつけて本に落としこむのかも考えなくてはなりません。

取るに足らない、消えていく日常を本にするのです。なんでもないお話だけれど、楽しめるようなようなものにしたいです。